「ホームプラス電話ってなに? auショップですすめられたけど、固定電話が本当にそのまま使えるの?」
ホームプラス電話はKDDIが提供している固定電話サービスです。光ファイバーやケーブルの代わりに、auの携帯回線(VoLTE)と高品質IPネットワークを組み合わせて自宅の電話をつなぐ、少し変わったしくみになっています。
月額基本料はNTTの加入電話より安く、工事もほぼ不要。ただし「これは使えません」という項目が公式資料にかなりの数あって、そこを知らずに乗り換えると後で困ります。
この記事では、KDDI公式サイトと重要事項説明(2026年8月発行)で実際に確認できた内容だけを使って、料金・使えないもの・解約方法まで、こはおじさんが正直に整理します。
📖 この記事でわかること
- ホームプラス電話とは何か(しくみ・専用アダプタ・工事の有無)
- 月額基本料・通話料・登録料など、公式で確認できた料金のすべて
- 公式が「使えません」と明記している機器・サービスの一覧
- NTT加入電話・光電話・スマホのみとの4択比較(月額/工事/番号/停電/FAX)
- 向いている人・やめたほうがいい人の正直な線引き
- 解約の連絡先と手順・アダプタ返却の違約金・番号を残す方法
ホームプラス電話とは?しくみと料金をやさしく解説

まずは「どういうしくみで、月にいくらかかるのか」を押さえましょう。ここが分かると、後で出てくる「使えないもの」の理由もすんなり理解できます。
こはく固定電話やのに、光もケーブルも引かんでええの?



そう。スマホと同じauの電波を使って、家の電話機を鳴らすサービスやねん。せやから線を引く工事がいらんのや。
光やケーブルの代わりに「auの電波」で届ける固定電話
KDDI公式は、ホームプラス電話を「光ファイバーやケーブルといった固定回線の代わりに、VoLTE(LTEネットワーク上で音声通話を実現する技術)と高品質IPネットワークとを組み合わせて提供する固定電話サービス」と説明しています。電話番号は市外局番から始まる固定電話の番号で、見た目も使い方もふつうの固定電話です。
中身はスマホと同じ携帯回線なので、家まで線を引き込む必要がありません。そのかわり「電波が届く場所でしか使えない」という、携帯電話と同じ弱点も一緒についてきます。
使うのは専用アダプタ1台。今の電話機をそのままつなぐ
利用には「本サービス専用アダプタ」をコンセントに挿し、手持ちの電話機をつなぎます。アダプタは1ポートタイプ(KYH11)と2ポートタイプ(KYS31)の2種類で、いずれもKDDIからのレンタルです。レンタル料は月額基本料に含まれていて、別料金はかかりません。
注意したいのは、アダプタに位置情報を発信する機能がついている点です。重要事項説明には、移動を検知した場合は発信者番号通知が非通知に切り替わり、設置住所の移動有無の確認が入る(確認できない場合は利用を停止することがある)と書かれています。契約時に届け出た住所でしか使えないサービスだと考えてください。
申し込みからつながるまでの流れ
申し込み窓口はau Style/auショップ、またはお客さまセンター(0077-777)です。重要事項説明によると、申し込みから1週間ほどで届け出た住所に専用アダプタが配送されます。配送は日本郵便の本人限定受取郵便(特定事項伝達型)で、受け取り時に本人確認書類の提示が必要です。
届いたら同梱のガイドにしたがってアダプタと電話機をつなぎ、通話できるか確認します。今の番号を引き継ぐ場合は、接続してから約10日〜2週間後(目安)に使えるようになると案内されています。
宅内工事は基本なし。ただし「必要になる場合がある」注記も
届いたアダプタを自分でつなぐ形なので、多くの場合は宅内工事なしで始められます。KDDI公式には有料の「ホームプラス電話屋内配線工事およびかけつけ設置サポート」も用意されていて、こちらを申し込んだ場合は1時間程度の作業が入ります。
公式ページには「別途宅内工事が必要となる場合がある」という注記もあります。壁の電話配線の状態によっては費用が発生することもあるので、申し込み時にその場で確認しておくと安心です。
提供エリアは公式の「提供エリアの検索」で先に確認する
ホームプラス電話には提供エリアがあり、公式サイトの「提供エリアの検索」から郵便番号または都道府県で調べられます。今の電話番号を引き継ぎたい場合は、その番号を入れて確認する項目も用意されています。
重要事項説明には、提供エリア内であっても地下や高層集合住宅の上層階など電波の届かない場所では利用できない場合がある、電波の状態によって音声が聞き取りづらくなることがある、と明記されています。家のどこにアダプタを置けるかまで含めて考えておきたいところです。
ここからは料金です。2026年8月時点でKDDI公式サイトと重要事項説明に記載されていた金額を、そのまま並べます。
月額基本料は1,463円。ルーター利用割引なら1,078円
月額基本料(機器レンタル料込み)は1,330円、税込1,463円です。これは口座振替またはクレジットカード払いの割引(月額基本利用料から税込110円引き)が適用された金額で、窓口払いの場合は税込1,573円になります。
さらに「ルーター利用割引」があり、条件を満たすと税込385円が引かれて月1,078円になります。ただし条件は、2021年10月1日以降の契約であることに加えて、auスマートポート(Speed Wi-Fi HOME L01/L01s/L02/WiMAX HOME 01)やホームルータープラン 5G(Speed Wi-Fi HOME 5G L11)などの対象Wi-Fiルーターを契約していることなど、かなり限定的です。誰でも1,078円になるわけではない点に注意してください。
通話料は3分8.8円から。携帯宛は1分単位になる
固定電話宛は市内・県内市外が3分8.8円、県外が3分16.5円です。ここは一般的な固定電話とほぼ同じ感覚で使えます。
気をつけたいのは携帯電話宛で、au/UQ mobile宛が1分17.05円、それ以外の携帯宛が1分17.6円と、1分あたりの課金になります。10分話せば170円台。携帯にかける機会が多い家庭では、通話料のほうが基本料より高くなることもあります。
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| 月額基本料(機器レンタル込) | 1,463円/月(窓口払いは1,573円) |
| ルーター利用割引 適用時 | 1,078円/月(条件あり) |
| 登録料(初回のみ) | 1,100円 |
| 番号ポータビリティ工事費 | 1,650円 |
| 移転事務手数料(引越し時) | 1,100円 |
| 市内・県内市外通話 | 8.8円/3分 |
| 県外通話 | 16.5円/3分 |
| IP電話宛 | 11円/3分 |
| au/UQ mobile宛 | 17.05円/1分 |
| その他の携帯宛 | 17.6円/1分 |
| 110・119・118(緊急通報) | 無料 |
オプションと、基本料以外にかかるお金
ナンバーディスプレイにあたる「発信番号表示」は月440円、「着信転送」は月550円、「割込通話」は月330円、「番号通知リクエスト」は月220円、「迷惑電話撃退」は月770円です(いずれも税込)。必要なものを足していくと、基本料だけの金額からは意外と離れていきます。
加えて、電話ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料が別途かかります。これはどの固定電話サービスでも共通で発生する費用です。
「auまとめトーク」で通話料が0円になるケースがある
ホームプラス電話の請求とau携帯電話の請求をひとつにまとめる「KDDIまとめて請求」を申し込むと、au/UQ mobile/povo宛の国内通話と、auひかり電話サービスやケーブルプラス電話などKDDI系の固定電話宛の国内通話が無料になります。
家族全員がauやUQ mobileという家庭なら、この割引は効きます。逆に、家族がドコモやソフトバンク、格安SIMという場合は1分17.6円が普通にかかるので、恩恵はほぼありません。
ホームプラス電話で使えないもの・注意点【ここが本題】


ホームプラス電話でいちばん大事なのは、実はここです。「安いから」で乗り換えて困るのは、料金ではなく使えなくなるものの側だからです。



電話がかけられて受けられたら、それで十分ちゃうの?



それが落とし穴やねん。今どきの家の電話線って、ガスの検針とか警備会社とかにも使われてることがあるんよ。
ガス・水道の検針やホームセキュリティは使えなくなる
重要事項説明には、これらを「今後も継続して利用される場合」は申し込み自体ができないと書かれています。つまりオプション扱いではなく、契約の前提条件です。
やっかいなのは、自分が使っているかどうか分からないケースがあることです。公式も「ご利用かどうかご不明な場合はお客さまご自身でサービス提供者(ガス会社/警備会社等)へご連絡ください」としています。心当たりがある家は、申し込む前にガス会社・警備会社に電話して確認しておきましょう。
ホームテレフォン・ドアフォン・パソコンのネット接続も対象外
複数の部屋に子機を置いて内線として使うホームテレフォンやビジネスフォン、電話機能付きのドアフォンは利用できません。玄関の呼び出しを家の電話機で受けている家庭は、そこが使えなくなります。
また、ホームプラス電話はあくまで電話専用のサービスです。パソコンをつないでインターネットを使うことはできません。ネットも必要なら、別に光回線やホームルーターを契約する形になります。
FAXは「使えるが時間差が出る」。受信専用モードは解除が必要
ホームプラス電話は、送受信したFAXデータを一度センターで預かる「蓄積型FAX」というしくみです。そのため送信から受信までに時間差が発生し、送信元が送り終わっても相手側の受信は同時には完了しません。G3 FAXは概ね使えますが、G4 FAX・スーパーG3 FAX通信は使えません。
受信の動きも独特です。公式の説明では、まず一度着信して電話機が鳴り、受話器を上げると「ポー」という音が聞こえます。ここですぐ受信ボタンを押したり受話器を置いたりせず、電話が自動で切れるまで待つと、数分後に再び鳴ってFAXが届きます。さらにFAX付き電話機の「FAX受信専用モード」は使えないため、解除して使う必要があります。仕事でFAXを頻繁に使う人には向きません。
110・119はつながる。ただし通知されるのは070から始まる番号
110番(警察)・119番(消防)・118番(海上保安本部)は利用できて、通話料も無料です。ここは固定電話としてきちんと機能します。
ただし公式の注意事項によると、緊急通報受理機関に通知されるのは市外局番から始まる契約電話番号ではなく、「070から始まる緊急通報専用電話番号(専用アダプタ番号)」とおおよその発信場所です。KDDIも「必ず口頭でもお客さまの発信場所情報をお伝えください」と案内しています。電波の状況によっては、隣接地域を管轄する機関につながることもあるとされています。なお、110・119・118へのFAXによる緊急通報はできません。
停電時は乾電池4本で使える。使える時間には限りがある
停電で電話機に電源が来なくなっても、専用アダプタに市販の単3形アルカリ乾電池4本をセットすれば、電話をかけたり受けたりできます。ここは「線を引いていない」サービスとしては心強いポイントです。
公式が示している時間は、1ポートタイプで連続通話 約100分・連続待受 約4時間30分、2ポートタイプで連続通話 約80分・連続待受 約4時間です。長時間の停電には耐えられないこと、そして多機能電話端末など電話機の種類によっては使えない場合があることも明記されています。乾電池を入れていない停電時は、相手には「電波の届かない場所におられるか、電源が入っていないため、かかりません」というアナウンスが流れます。
電波が弱い部屋だと、そもそも使えないことがある
中身が携帯回線である以上、電波の影響を受けます。重要事項説明でも、提供エリア内であっても地下や高層集合住宅の上層階など電波の届かない場所では利用できない場合があること、電波の状態により通信品質が低下して音声が聞き取りづらくなることがあることが明記されています。
普段その家でauのスマホが快適に使えているかどうかが、ひとつの目安になります。電話機を置く場所とコンセントの位置も含めて、申し込み前にイメージしておくと失敗しません。


固定電話・光電話・スマホのみと比べてどう?4択で整理


ホームプラス電話が自分に合うかどうかは、単体で見ても決められません。ほかの選択肢と並べたときに、どこが強くてどこが弱いのかを見ていきます。
| 比べる項目 | NTT加入電話 | 光電話 | ホームプラス電話 | スマホのみ |
|---|---|---|---|---|
| 月額の目安 | 1,980円〜2,090円 | 550円+光回線代 | 1,463円 | 1,078円〜 |
| 工事 | あり | 光回線の工事が必要 | 基本なし(アダプタ配送) | なし |
| 今の番号 | そのまま | 引き継げる場合が多い | 条件を満たせば引き継げる | 引き継げない |
| 停電時 | 使える場合が多い | 使えないことが多い | 乾電池4本で数時間 | 本体の充電がある間 |
| FAX | 使える | おおむね使える | 使えるが時間差あり | ネットFAX等が必要 |
| ネット接続 | 別途契約 | 光回線に含まれる | できない | スマホのデータ通信 |
NTT加入電話より月500円ほど安い(2026年4月の値上げ後)
NTT東日本の公式サイトによると、加入電話の住宅用プッシュ回線の基本料は1級・2級取扱所で1,980円、3級取扱所で2,090円(いずれも税込)です。これは2026年4月1日の回線使用料改定で住宅用が一律220円引き上げられた後の金額です。
ホームプラス電話は1,463円なので、単純な基本料の差は月500〜600円ほど。年間にすると6,000〜7,000円前後になります。「固定電話は残したいけど基本料が高い」という人にとって、この差は実際に効きます。
光電話は月550円と安いが、光回線の契約が前提
NTT東日本のひかり電話は、基本プランが月550円(税込)です。数字だけ見れば最安クラスですが、これは光回線を契約している人が追加で使えるオプションという位置づけで、単体では契約できません。
光回線の料金が月4,000〜6,000円ほどかかるので、「電話だけほしい」人にとってはむしろ割高になります。逆に、家でネットも使いたい・すでに光回線がある家庭なら、光電話がいちばん安く上がる選択肢です。
いちばん安いのは「固定電話をやめてスマホだけにする」
コストだけで言えば、固定電話そのものをやめてしまうのが最安です。家族全員がスマホを持っていて、固定電話にかかってくるのが営業電話ばかりという家なら、真剣に検討する価値があります。
ただしこの選択肢だけは、今の電話番号を引き継げません。番号を名刺や年賀状に載せている人、地域の連絡網に登録している人は、切り替えの手間まで含めて考える必要があります。
1年でならすと、この差になる
基本料だけを12か月分で並べると、NTT加入電話(住宅用プッシュ・1級)が23,760円、ホームプラス電話が17,556円、ひかり電話が6,600円+光回線代です。通話料と各種オプションは別なので、あくまで土台の比較です。
「番号を残したい・光は引かない」ならホームプラス電話、「ネットも使う」なら光電話、「電話番号にこだわらない」ならスマホのみ。この3行が結論です。


ホームプラス電話が向いている人・やめたほうがいい人


ここまでの内容を、契約する/しないの判断に落とし込みます。合わない人にははっきり「やめたほうがいい」と書きます。
✅ 向いている
- 光回線を引く予定がない
- 今の番号を残したい
- 基本料を下げたい
- 家族がauやUQ mobile
- 電話は通話と受信だけ
❌ 向いていない
- ホームセキュリティ利用中
- ガス・水道が遠隔検針
- 仕事でFAXを使う
- ドアフォンが電話連動
- 家の電波が弱い
向いている人:番号は残したい、でも光は引かない家
いちばん相性がいいのは、「固定電話の番号は残したいけれど、そのためだけに光回線を引くのは高い」という家庭です。ホームプラス電話は単体で契約でき、条件を満たせば今の番号もそのまま使えます。
実家の親の電話、来客対応だけの番号、地域の連絡先として登録している番号など、通話と受信さえできれば十分という用途なら、月1,463円で維持できるのは合理的です。家族がauやUQ mobileでまとめて請求にしている家なら、家族への通話料が無料になる分もプラスに働きます。
やめたほうがいい人:電話線が「電話以外」に使われている家
ホームセキュリティ、ガスや水道の遠隔検針、自治体の緊急通報システム、電話機能付きドアフォン。このどれかに当てはまるなら、ホームプラス電話は選ばないほうが安全です。公式が「利用できない」と明記しており、そもそも申し込みができない条件にも挙がっています。
仕事でFAXを頻繁にやり取りする人も対象外と考えてください。蓄積型FAXのしくみ上、送信と受信に時間差が出るうえ、FAXと電話が競合すると正常に受信できない場合があると公式に書かれています。
迷ったときに見る3つのチェックポイント
判断に迷ったら、この3つを順番に確認してください。①家の電話線が電話以外に使われていないか(ガス会社・警備会社に確認)。②家の中でauの電波がしっかり入るか。③今の電話番号が引き継げるか(公式のエリア検索で番号を入力して確認)。
この3つがすべてクリアなら、あとは料金の比較だけです。ひとつでも引っかかるなら、無理に乗り換えず今のままか、別の選択肢を検討したほうが結果的に安く済みます。



とりあえず契約して、ダメやったら解約したらええんちゃう?



それも一応できる。8日間キャンセルの対象やしな。ただ番号を引き継いだ後やと元に戻すのが手間やから、先に確認するほうが早いで。


ホームプラス電話の解約方法と手順・連絡先


「ホームプラス電話 解約」で検索している人がいちばん知りたいのは、どこに電話すればいいかと、お金がいくらかかるかの2つだと思います。順に整理します。
解約の受付はお客さまセンターのみ。Web完結ではない
重要事項説明には「ご契約の変更、解約のお手続きは、お客さまセンターにて受付します」と書かれています。My auで受け付けられるのは付加サービスの申込・解約・設定内容変更など一部で、本体の解約は電話が必要です。
My auにログインするにはホームプラス電話専用のau IDが必要で、これは申し込み後に郵送される「契約内容のご案内(契約書面)」に記載されています。手元にない場合も、お客さまセンターに電話すれば解約手続きは進められます。
解約金はない。ただし解約月の請求には条件がある
重要事項説明には「ホームプラス電話には契約期間の制限はありません」と明記されています。いわゆる2年縛りのような契約期間や、それに伴う解約金は設定されていません。8日間キャンセル(初期契約解除制度)の対象でもあります。
ただし料金の扱いには細かいルールがあります。解約月の月額基本料は原則日割りですが、「利用開始日の翌日と同月内に解約した場合」「利用開始日と同日に解約した場合」は全額請求になります。また付加サービス利用料は、解約月は1か月分が全額請求されます。
いちばん怖いのは「アダプタの返し忘れ」
専用アダプタはレンタル品なので、解約したら速やかに返却が必要です。KDDIから返却用の伝票が別途送られてくるので、それを使って送り返します。
一定期間返却が確認できないと「宅内機器未返却違約金」が請求されます。金額は利用期間とアダプタの種類で変わり、いちばん高いケースで税込15,895円です。解約金はゼロなのに、返し忘れだけで1万円以上かかる形になるので、ここだけは絶対に忘れないでください。
| 利用期間 | 1ポートタイプ | 2ポートタイプ |
|---|---|---|
| 13か月未満 | 15,147円 | 15,895円 |
| 13〜25か月未満 | 13,464円 | 13,937円 |
| 25〜37か月未満 | 11,627円 | 11,968円 |
| 37か月以上 | 9,790円 | 9,999円 |
番号を残したいなら、先に乗り換え先を決めてから電話する
ここが解約でいちばん大事なところです。何も決めずに「解約したい」とだけ伝えると、そのまま電話番号が使えなくなります。番号を残したい場合は、先に乗り換え先を決めておき、乗り換え先の事業者側から番号を引き継ぐ形で手続きを進めるのが基本です。
重要事項説明にも「本サービスの解約にあたり、NTT電話を含む他電話サービスへの切替えは可能です」と書かれています。ただし引き継げる条件はサービスごとに違うため、乗り換え先の窓口に今の番号を伝えて、引き継げるかを先に確認してください。
解約前に確認しておきたい3つのこと
①番号をどうするか(残す/捨てる)を先に決める。②アダプタの返却先と期限を電話口で確認しておく。③au IDに紐づくサービスの扱いを確認する。
③は見落としやすいポイントです。重要事項説明には、解約するとそのau IDで利用しているサービス(au PAYの継続利用サービス等)が解約となりポイントが失効する、と書かれています。ただし、そのau IDにau携帯電話回線などの有効な契約が別に登録されている場合は解約されません。心当たりがあれば解約前に確認しておきましょう。
解約後の乗り換え先3つの選択肢


ホームプラス電話をやめたあと、家の電話をどうするか。現実的な選択肢は3つです。



解約したあと、電話ってどうするのが正解なん?



ネットも使うなら光電話、電話番号にこだわらんならスマホだけ。どっちも無理なら加入電話に戻す、の3択やな。
① 光回線を引いて光電話にする(ネットも使うならこれ)
家でパソコンやテレビもネットにつなぎたいなら、光回線とセットで光電話にするのがいちばん無駄がありません。NTT東日本のひかり電話は基本プランが月550円(税込)で、電話部分の費用としては最安クラスです。
光回線そのものの月額と工事費がかかるので、「電話だけ」の人には向きません。逆にネットも必要な家なら、電話代とネット代をまとめて1本にできるぶん、トータルでは安く収まることが多いです。番号を引き継げるかは事業者と番号の条件で変わるので、申し込み前に必ず確認してください。
② 固定電話をやめてスマホだけにする(いちばん安い)
家族全員がスマホを持っていて、固定電話にかかってくるのが営業電話ばかりなら、思い切ってやめてしまうのがいちばん安く済みます。基本料そのものがゼロになるので、年間で2万円前後の固定費が消えます。
ネックは電話番号を引き継げないことと、FAXや110番の扱いをどうするかです。この2つの解決方法は、実際に固定電話をやめた体験を書いた下の記事で詳しく整理しています。切り替え前に一度目を通しておくと、判断がはっきりします。


③ NTT加入電話やケーブルテレビの電話に戻す
ホームセキュリティや遠隔検針を再開したい、FAXを普通に使いたいという理由でホームプラス電話をやめるなら、NTT加入電話に戻すのが確実です。基本料は住宅用プッシュ回線で月1,980円〜2,090円(税込・2026年4月改定後)と高めですが、対応できる機器やサービスの幅はいちばん広いです。
ケーブルテレビを契約している地域なら、ケーブル回線の電話サービスという選択肢もあります。テレビ・ネット・電話をまとめられるぶん、家全体の通信費では有利になることがあります。


よくある質問


ホームプラス電話に解約金や違約金はかかりますか?
重要事項説明には「ホームプラス電話には契約期間の制限はありません」と明記されており、契約期間に伴う解約金は設定されていません。ただし専用アダプタを返却しないと「宅内機器未返却違約金」(税込9,790円〜15,895円)が請求されます。解約後は必ずアダプタを返却してください。
解約の連絡先はどこですか?
KDDIお客さまセンター(0077-777/無料/9:00〜18:00/年中無休)です。重要事項説明では、契約の変更・解約の手続きはお客さまセンターで受付すると案内されています。My auで手続きできるのは付加サービスの申込・解約・設定変更など一部にとどまります。
今使っている電話番号はそのまま使えますか?
固定電話番号使用事業者が発番した番号で、総務省が定める同一番号区画であれば引き継げると案内されています。KDDI公式には、2025年1月14日よりNTT加入電話以外の電話番号も継続できるようになったという記載もあります。ただし同じ市町村内・市外局番内でも引き継げない場合があり、その場合はKDDIから新しい番号が提供されます。申し込み前に公式のエリア検索で番号を入力して確認してください。
停電のときも電話は使えますか?
専用アダプタに市販の単3形アルカリ乾電池4本をセットすれば、停電時も発着信ができます。公式が示す目安は、1ポートタイプで連続通話 約100分・連続待受 約4時間30分、2ポートタイプで連続通話 約80分・連続待受 約4時間です。ただし多機能電話端末など、電話機の種類によっては使えない場合があると明記されています。
110番や119番はつながりますか?
110番・119番・118番はいずれも利用でき、通話料は無料です。ただし緊急通報受理機関に通知されるのは、市外局番から始まる契約電話番号ではなく「070から始まる緊急通報専用電話番号(専用アダプタ番号)」とおおよその発信場所になります。KDDIも必ず口頭で発信場所を伝えるよう案内しています。FAXによる緊急通報はできません。
ホームプラス電話でインターネットは使えますか?
使えません。重要事項説明では、パソコンからのインターネット接続やダイヤルアップ接続は利用できないサービスとして明記されています。ホームプラス電話は電話専用のサービスなので、ネットも必要な場合は光回線やホームルーターを別に契約する必要があります。
まとめ|ホームプラス電話は「番号だけ残したい家」に効く





安いだけで選んだらあかんサービスやってことがよう分かったわ。



そういうこと。家の電話線が電話にしか使われてへんなら、いちばんコスパのええ選択肢のひとつやで。
✅ まとめ:ホームプラス電話の要点
- 光やケーブルの代わりに、auのVoLTEと高品質IPネットワークで提供するKDDIの固定電話サービス
- 月額基本料は1,463円(税込・口座振替/クレカ割引適用時)。窓口払いは1,573円、ルーター利用割引適用時は1,078円
- 初期費用は登録料1,100円。今の番号を引き継ぐなら番号ポータビリティ工事費1,650円
- 通話料は市内・県内市外が3分8.8円、携帯宛は1分17.05円〜17.6円
- モデム通信(ガス・水道検針、信用照会端末)・ホームセキュリティ・ホームテレフォン・ドアフォンは利用不可
- パソコンのインターネット接続もできない。電話専用のサービス
- FAXは蓄積型のため時間差が出る。受信専用モードは解除が必要
- 110・119・118は無料で使えるが、通知されるのは070から始まる専用番号
- 停電時は単3形アルカリ乾電池4本で連続通話 約80〜100分
- 契約期間の制限はなく解約金もなし。ただしアダプタ未返却は税込9,790円〜15,895円
- 解約の窓口はKDDIお客さまセンター 0077-777(9:00〜18:00・年中無休)
参考・出典:料金・仕様・解約条件はKDDI公式「ホームプラス電話」および「ご利用料金」「専用アダプタ」「緊急通報における注意事項」「ご利用開始までの流れ」の各ページ、ならびに「ホームプラス電話 重要事項説明」(2026年8月発行)で確認しました。加入電話の基本料はNTT東日本公式「毎月の基本料金」および2026年4月1日実施の回線使用料改定に関する発表、ひかり電話の基本料はNTT東日本公式の料金ページによります。いずれも2026年8月時点で確認できた内容で、料金・条件は変更される場合があります。契約前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。







