「携帯会社って、結局どこが一番使われているの?」
契約数でいちばん多いのはドコモです。ただしドコモは1年でシェアを1.0ポイント落としていて、伸びているのは楽天モバイルと格安SIM(MVNO)だけ。順位は少しずつ動いています。
さらに「契約数の順位」と「実際に使われているブランドの順位」「満足度の順位」は、それぞれ違います。この記事では総務省・電気通信事業者協会・MMD研究所の公表データで、3つの角度からランキングを整理します(2026年9月時点)。
📖 この記事でわかること
- 2026年最新の契約数シェアランキング(総務省データ)
- 「MVNO込み」と「自社分だけ」で数字が変わる理由
- 1年でシェアがどう動いたか(伸びているのはどこか)
- ブランド別・年代別で見ると順位が変わること
- 満足度ランキングは大手3社が上位に入らないこと
※料金はすべて税込・2026年9月時点の各社公式サイトより。シェアの数字は本文の各表の下に出典を記載しています。
2026年最新|携帯キャリアの契約数シェアランキング

まずは公式の数字から。総務省が四半期ごとに公表している契約数ベースのシェアです。2026年3月末時点の順位はこうなっています。
📊 契約数シェア(MVNOへの提供分を含む・2026年3月末)
| 順位 | 事業者 | 自社サービス分 | MVNOへの提供分を含む |
|---|---|---|---|
| 1位 | NTTドコモ | 32.9% | 39.5% |
| 2位 | KDDIグループ(au・UQ等) | 26.2% | 31.4% |
| 3位 | ソフトバンク(ワイモバイル等含む) | 18.7% | 24.6% |
| 4位 | 楽天モバイル | 3.6% | 4.5% |
| — | MVNO(格安SIM各社) | 18.5% | — |
出典:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」令和7年度第4四半期(2026年3月末)。移動系通信(携帯電話・BWA)の契約数に占める割合で、グループ内取引調整後の数値です。
日本全体の契約数は2億3,000万件超
5Gが4Gを追い抜いた
出典:同上(総務省・令和7年度第4四半期)。参考までに電気通信事業者協会(TCA)の集計では、2026年6月末の携帯電話契約数は232,875,800件です。
なぜ記事によってシェアの数字が違うのか

「ドコモ32.9%」と書く記事と「39.5%」と書く記事があります。どちらも正しく、数え方が違うだけです。
自社サービス分だけで数える
MVNOへの提供分を含めて数える
アンケート調査で数える
1年でシェアはどう動いたか|増えているのは2つだけ

順位そのものは変わっていませんが、中身は動いています。前年同期と比べた増減がこちらです。
| 事業者 | 2026年3月末のシェア | 前年同期からの増減 |
|---|---|---|
| NTTドコモ | 32.9% | ▲1.0ポイント |
| KDDIグループ | 26.2% | ▲0.4ポイント |
| ソフトバンク | 18.7% | ▲0.5ポイント |
| 楽天モバイル | 3.6% | +0.4ポイント |
| MVNO(格安SIM) | 18.5% | +1.5ポイント |
出典:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」令和7年度第4四半期(2026年3月末)。自社サービス分のシェアで比較しています。
大手3社は3社とも減っている
増えたのは楽天とMVNOだけ
こはく大手が減って、安いところが増えてるってことか。



そうだね。ただ「みんなが移っているから自分も」は早いよ。次に見るブランド別の順位と、満足度の順位を確かめてからでも遅くないよ。
ブランド別・年代別で見ると順位が変わる


契約数ではなく「メインで使っているブランド」を利用者に聞いた調査では、順位がこうなります。ワイモバイルと楽天モバイルがソフトバンク本体を上回るのが特徴です。
| 順位 | ブランド | メイン利用の割合 | 最も多い年代 |
|---|---|---|---|
| 1位 | docomo | 26.4% | 50代 |
| 2位 | au | 13.4% | 50代 |
| 3位 | Y!mobile | 11.2% | 70代 |
| 4位 | 楽天モバイル | 10.8% | 50代 |
| 5位 | SoftBank | 10.1% | 50代 |
| 6位 | UQ mobile | 9.5% | 70代 |
| 7位 | ahamo | 6.4% | 40代 |
| 8位 | povo | 2.1% | 30代 |
| 9位 | LINEMO | 0.9% | 40代 |
出典:MMD研究所「2026年8月MNOのシェア・満足度調査」(調査期間2026年8月1日〜6日/予備調査40,000人・本調査2,700人)。年代は各ブランドの利用者で最も多かった年代です。
サブブランドだけで2割を超える
年代で選ばれ方がはっきり違う
サブブランドが本体を上回った
満足度ランキングでは、大手3社は上位に入らない


同じ調査で総合満足度を聞くと、契約数の順位とはまったく違う結果になります。
🏆 総合満足度ランキング(ポイント)
出典:MMD研究所「2026年8月MNOのシェア・満足度調査」(調査期間2026年8月1日〜6日/予備調査40,000人・本調査2,700人)。9ブランドを対象にした調査で、上位3つを掲載しています。
安いブランドほど満足度が高い傾向
契約数と満足度は別物
大手3社に残るメリットと、格安SIMに移ったときに変わる点は、下の記事で整理しています。


シェア1位=あなたに最適、ではありません


ここまでのデータで分かるのは、契約数の多さと料金の安さ・満足度は別だということです。自分の条件で選び直すと、月々の支払いは大きく変わります。
1人で契約するなら|楽天モバイル・ahamo
家族や光回線とまとめるなら|ワイモバイル・UQ
店舗サポートが要るなら大手ブランド
楽天モバイルの実際の使い心地や、つながりにくい場面の声は、2年使った体験と口コミの集計でまとめています。


👨👩👧 家族でまとめるならワイモバイル
ブランド別では2位(11.2%)。ソフトバンク回線そのままで、30GB(M)は、おうち割光セット(A)なら2,728円、家族割(2回線目以降)なら3,278円になります(どちらか一方のみ適用)。全国に店舗があるのも強みです。
📞 通話が多いならUQモバイル
au回線のサブブランドで、ブランド別6位(9.5%)。コミコミプランバリューは35GBと10分かけ放題が込みで3,828円(13か月は3,168円)です。
3社の料金と速度をもっと詳しく比べたい人は、下の記事でまとめています。


シェアの数字を自分で確認する方法


この記事の数字はすべて公表データです。最新の数字が出たら自分で確認できます。
総務省|四半期ごとのシェア
TCA|携帯電話の契約数
調査会社|ブランド別・満足度
よくある質問


携帯シェアで1位はどこですか?
契約数では NTTドコモが1位です。2026年3月末時点で自社サービス分が32.9%、MVNOへの提供分を含めると39.5%。2位はKDDIグループ(26.2%/31.4%)、3位はソフトバンク(18.7%/24.6%)です。
ただし利用者へのアンケート調査ではdocomo 26.4%・au 13.4%に続き、ワイモバイル11.2%・楽天モバイル10.8%がソフトバンク本体10.1%を上回ります。
楽天モバイルのシェアはどれくらい?
契約数ベースでは3.6%(MVNOへの提供分を含めると4.5%)で4位です。前年同期から+0.4ポイントで、大手4社のなかで唯一シェアを伸ばしています。
利用者アンケートでは10.8%で、メインで使っている人の割合としては3番目に多い結果です。
格安SIM(MVNO)は全体のどれくらい?
18.5%です。前年同期から+1.5ポイントと最も伸びていて、ソフトバンク本体の18.7%とほぼ同じ規模になっています。
MVNOはドコモ・au・ソフトバンクなどの回線を借りて提供しているため、この分は各社の「MVNOへの提供分」にも計上されています。
シェアが大きいキャリアほど電波はいいの?
契約数と電波のつながりやすさは別です。ただしMVNOは大手の回線を借りているため、電波そのものは貸している側と同じエリアで使えます。
実際の速度は時間帯や混雑具合で変わります。同じ回線でも混雑時の速度はブランドによって差が出ます。
満足度が高いのはどこですか?
MMD研究所の2026年8月の調査では、総合満足度は1位povo(750pt)、2位LINEMO(731pt)、3位楽天モバイル(726pt)でした。契約数で上位の大手3社の本体ブランドは、上位3つに入っていません。
料金の分かりやすさや、必要な分だけ払える設計が評価されていると考えられます。
シェアのデータはどこで見られますか?
総務省が四半期ごとに「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」を公表しています。契約数の総数は電気通信事業者協会(TCA)のサイトでも公開されています。
ブランド別や満足度は、MMD研究所などの調査会社が定期的に調査結果を公表しています。
まとめ


✅ まとめ:携帯キャリアのシェアランキング
- 契約数の1位はドコモ(32.9%/MVNO込み39.5%)、2位KDDI、3位ソフトバンク、4位楽天モバイル
- 1年で増えたのは楽天モバイル(+0.4pt)とMVNO(+1.5pt)だけ。大手3社は3社とも減少
- ブランド別ではワイモバイル11.2%・楽天10.8%がソフトバンク本体10.1%を上回り、サブブランドで全体の20.6%
- 満足度は1位povo・2位LINEMO・3位楽天モバイルで、大手本体は上位3つに入らない
- 「契約数が多い=自分に合う」ではない。割引を組めるかで最安は変わる








